こんなこと言うの恥ずかし過ぎる……! って思っていたけど、口にして見たら全然違った。
なんだかぽかぽかして、ちょっと顔と手と心臓が熱くて、でも、やわらかい。
ほわっとした空気に囲まれた……のもつかの間。
『王子(由羽)と那也(遠江)って付き合ってなかったの⁉』
絶叫がとどろいた。
「えええ⁉ あれだけいちゃついておいて友達状態だったの⁉」
「ふざけないでもらえる⁉」
「こっちがどれだけ恥ずかしかったと思ってるの⁉」
「司が遠江に執着してただけってこと⁉」
「マジかよ遠江フリーだったのかよ!」
あ、あの、みんな? だ、大丈夫かな……ほかのクラスから文句来ないかな……。
そう心配になるくらいの大騒ぎになってしまった。
―――ダンッ!
「せーしゅんするのはいいが、みんな時計を見ようか」



