由羽くんが死ぬの⁉ え、え⁉ なんで⁉ 頭の上から振って来た声に困惑する。
「那也ちゃん大丈夫―?」
のんびりした声は菜雪ちゃんだった。私は唯一由羽くんから逃れた右腕を必死にばたつかせる。
「菜雪ちゃん! ど、どうすればいいの⁉ ってか由羽くんどうしたの⁉」
由羽くんは黙って私を抱きしめ続ける。ほんとどうしたの⁉
「あのねー、由羽、心労死するとこだったんだよ」
「心労死⁉」
何がそんな負担をかけただと⁉
「那也ちゃんが事件に巻き込まれたって話が流れて来て、由羽ってば心配で那也ちゃんのこと探し回ってたの。その結果ボロボロでヨレてるの」
私のせい⁉



