学園の王子に気に入られたようですが、この関係って王子と侍女ですよね?-六花の恋ー【完】


由羽くんが私の手首を握って、フォークを自分の口元へ運んだ。

「あ、美味い」

にこっとする由羽くん。

私の心臓はドクドク鳴って、今にも破裂しそうだった。

ほんとーに女の子の扱いになれているんだから……!

「あ、甘いもの、すき、なの?」

……カタコトになった……。

「うん。両親が割と昔から菓子作ってくれることが多かったからかな。結構すき」

「両親? お父さんも作るんだ?」

うちの父さんの料理の腕は……(泣)

「息子が言うのも難だけど、二人とも家事万能」

「すごいね、そういうこと言える息子」