「那也、次の部活休みっていつ?」 「今週の日曜空いてるよ」 「その日に約束していい?」 「うん」 由羽くん、スムーズだなあ。 由羽くんにとったら女子を誘うこともどうってことないのかな。 なんか、そういう風に思っていれば期待を大きくしちゃわなくてラクかもしれない。 分不相応のことを望んでしまう前に、自分で予防線を張っておけば。 ……そう思いながら、約束の日を迎えてしまった。 今日も朝からうちにいた学が、家を出る私を見て玄関先で停止した。 「……え、那也?」