「俺の父さんが景の兄で、母さんがなゆの姉。血の繋がった、実のきょうだい」
だから、年下だけど二人は俺らの叔父と叔母なんだ。と続ける由羽くん。
私の頭の中ではすでに糸がこんがらがっていた。
それを察してか、由羽くんがまた口開いた。
「話は、父さんと母さんが生まれた時に遡る。
父さんの血縁上の父親は酒乱で、父さんと奏子さん――父さんの母親だから祖母、か。二人への暴力がひどくて、母子家庭になった。
母さんの母親の小雪さんは、付き合っていた男に子どもがいるって話したら、そいつは姿を消した。小雪さんは、結婚せずに母さんを育てる道を選んだ。
父さんと母さんは中学で出逢って、二人より先に母親同士――奏子さんと小雪さんが仲良くなって、起業までした。
その縁で父さんと母さんも距離が近づいて、高校から付き合い始めたんだって。
で、そのあと奏子さんと小雪さんは結婚した。その相手が俺らの祖父の、圭一さんと光司さん。
二人は兄弟なんだ。そんでその間に生まれたのが景となゆ。だから、景となゆはイトコで間違いない」
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