「……ちょっと朔夜。カモン」
「なんだ?本当のことだろう?
まさか、抗争やらずに逮捕する方法があるってのか?」
「うん、えっとね、本当なんだけど……順序がめちゃくちゃすぎるのよ!!皆、混乱してるじゃない!」
なんか力が抜けていくわ、幹部なんて千尋以外ポカンとしてるし、本当に大丈夫なのだろうか。
でも、千尋は状況把握してるのね。
「じゃあ、どこから言えばいいんだよ?」
「えっと、それは……私達の正体、から?」
「なんで疑問形なの?」
「しょうがないでしょ、今考えついたんだから」
「でもさ、どうせ何言っても皆驚くだけだから、どこから話しても一緒でしょ」
それでも、戦うよっていきなり言われても困るでしょ。
少なくとも、今言ったのは最後でいいと思う。
「「……」」
双子で繰り広げる会話にさらにポカンとしてしまうものだから、これ以上は控えた方がいい。
ゴホンと咳払いをしてから、私は朔夜の代わりに話し始めた。



