双星の煌めきは月夜に魅せられて


「……ありがとう」


「ううん。ごめんね、キツいこと言って。
今日はいいけど、明日から切り替えよう」


「そうだな」



朔夜の目元は赤かったけど、涙はもう乾いていた。


そして私達は翌日、桜蘭の倉庫に行って、全てを話すために幹部全員を呼び出した。



優生、千尋、凛太郎、光希。


全員の顔をしっかりと見たのは、いつ以来だろう。


もしかしたら初めてかもしれない。



「朔夜」


「うん。皆、集まってくれてありがとう」



しばらくすれ違っていたから、朔夜のコミュ力全開モードがなんだか久しぶりだな。


なんて思いつつも、私は引き締まった顔に戻した。



「……突然だけど、3日後に抗争することなった」


「「「は?」」」



ちょっと待った朔夜、いくらなんでも唐突すぎるんですけど。