双星の煌めきは月夜に魅せられて


だけど、やっぱり朔夜のショックが大きかった。



「嘘だ……どうして!」


「後から分かったことだけど、エレナはそのモトを飲んでたことが判明したの」


「……俺のせいだ。俺のせいで……っ」



朔夜は片手で拭うも、涙が止まることはなくどんどん溢れていく。


誰のせいでもないから胸が痛くて、もどかしくなる。


この苦しみを……怒りをどこにぶつけたらいいのか分からなくなる。



「朔夜、エレナが助けてくれたんだよ。そのチャンスを生かさないでどうするの?」


「え……?」


「エレナだって、私達だって、三村が逮捕されることを望んでる……!ちゃんと、エレナの願いを叶えよう」



辛いのは共感できるけど、あと4日しかないのだ。


今日はもう夜遅いから明日になってしまえば、あと3日。


私と朔夜がどう動くかによって大きく変わるのだ。



だったら、ウジウジしている暇はない。先を見据えて、感情を後回しにするんだ。


それなら、私の得意分野だから。