「ああ、クスリやってるけど辞めたいって」


「辞めたい?それになんて答えたの?」



環境が環境だからクスリがダメだという認識を持っていないと考えていたため、月那は目を見張る。



「そんな甘ったれたこと言うなよって」



当然のように答えた朔夜に月那はエレナを可哀想に思う。


薬物依存症になってしまう理由は意思が弱かったり、単に使っただけだからという間違った解釈をする人が多い。


ここは少し話をしなければと思った月那なのであった。






FOUR STARS