アブナイ王子様たち

「……俺も」


薫くんも……。


「愛海ちゃん、翔兄と幸せになってね!」


誠さんまで……。


4人の言葉に、涙が出てきそうになる。


「……愛海」


翔さんが、私を抱き寄せながら、耳もとでこうささやく。


「お手伝いさんとしてじゃなく、俺の彼女として住んでくれないか?」


彼女……。


その言葉が、たまらなく嬉しい。


そんなの、OKに決まってる。


「はい!」


ニコッと笑い、再び翔さんに抱きつく。


翔さんがまた受け止めてくれる。


最初は、5人との同居生活に、不安を覚えていた。


けれど、今は、5人と一緒に住んでよかったと思っている。


財産の大半と両親を失った私に、5人は、愛するということを教えてくれたから。


これからも、5人と一緒に暮らしていきたいな……。


END.