アブナイ王子様たち

私を好きだという事実が信じられなくて、目をパチパチさせる。


「ほ、本当ですか……?」


「なにが?」


「私が好きって……」


「あぁ、本当だよ」


めんどくさそうに頭をかく翔さん。


その表情に、嘘をついている様子はない。


こ、これは夢……?


ギューッと、右の頬を強く引っ張る。


「い、痛い……!」


すぐに引っ張るのをやめた。


ゆ、夢じゃない……!


「今のは夢じゃねぇよ。


全部、現実だっつーの」


考えてること、見透かされてた……!


顔が熱くなっていく。


「い、いつから……」


「ん?」


「いつから……私のことが好きだったんですか……?」


そう問いかけたと同時に、嬉しさを隠しきれないため息が聞こえた。