アブナイ王子様たち

えっ……?


翔さんがつけたキスマークの上に、紀野くんがキスマークをつける……?


私をストーキングしていた紀野くんに、キスマークをつけられるってこと?


い、嫌だ……。


私の知らない紀野くんに……ストーカーにキスマークをつけられたくない。


「愛海ちゃん、そのままじっとしててね。


すぐに終わるから」


「い、いや……っ」


不敵な笑みを貼りつける紀野くんが、私の首筋に顔を近づける。


ど、どうしよう……。


両手は、固いロープできつくしばられてて、簡単には解けない。


いったいどうすれば、紀野くんから逃げられるんだろう……。


なんて思っているうちに、紀野くんの顔が私の首筋の近くに迫ってきた。