アブナイ王子様たち

視界に映った人物。


それは、私の中学時代の同級生だった。


「き、紀野(きの)くん……?」


「うん、そうだよ」


ニッコリと笑顔で笑う紀野くん。


その笑顔は、中学時代と変わらない。


でも、なんで紀野くんが……。


「今までのこと……全部、紀野くんがやったの?」


「今までのことって?」


「私が住んでる家のポストに気味の悪い手紙を送ったり、不気味なメッセージを送ったり……」


あと、ショッピングモールで私をずっと見てたり。


思い出すと、恐怖と寒気が襲ってくる。


まさか……そんな……。


信じたくない。


紀野くんが、気味の悪い手紙を送ったり、怖いメッセージを送ったり、ショッピングモールで私をずっと見てたなんてこと、するはずがない。