アブナイ王子様たち

「ほー。


じゃあ誠、高校のテストの最低点、何点なわけ?」


い、いきなりテストの話に……。


それ、今聞くところですか?


「……16点」


最低点、低っ!


低すぎてびっくりしてしまう。


私でさえ、20点はゆうに超えられるのに。


「ほらな。


やっぱ誠、バカなんじゃん」


「うー……」


不敵な笑みを浮かべながら腕組みをする翔さんに、少し不満そうに頬を膨らませる誠さん。


不満そうな顔をする誠さん、レアだな。


スマホで撮りたい。


でも、海で泳ぐのにスマホは必要ないので、スマホは2階の東側の部屋に置いている。


と、ここで匠くんが口を開けた。


「……そろそろ準備しろよ」


「はーい」


匠くんの言葉で、誠さんが階段を駆けあがっていく。


そして、誠さんが水着に着替えるのを、3人で待っていた。