【愛海ちゃん。


なんで振り向いてくれないの?


ねぇ、どうして?


俺、ずっと、愛海ちゃんが来てくれるのを待ってるんだよ。


もしかして、まだあの男に夢中なの?


もしそうだったら、絶対許さない。


愛海ちゃんは俺のものなんだ。


他の男には絶対渡さない。


愛海ちゃんが、俺以外の男と永遠に幸せになるのなら、俺は愛海ちゃんを監禁するよ。


だから、俺のところに来てほしい……】


「……っ」


封筒の中の手紙には、恐ろしい言葉が書かれてあった。


この人、全然懲りてない。


私が好きだという気持ちは伝わってくるが、嬉しさよりも恐怖が襲ってくる。


恐怖を感じる最大の理由は、“監禁”という言葉が目に飛び込んできたから。