アブナイ王子様たち

心の中でそうつぶやいて首を上下に動かしたあと、別荘の前まで早歩きで近寄った。


すると、どこかから話し声が聞こえてきた。


いったいどこから聞こえるんだろう。


そして、誰がしゃべっているんだろう。


疑問に思いつつ、声のしたほうに足を進めて耳をすました。


「よかったな、この家が売り飛ばされなくて」


「あぁ、助かった」


「誰のものかはわかんないけど、俺らの住む家がなにもされずに済んだのはラッキーだな」


「てか、俺らが住んでもいいわけ?」


「いいだろ。


この家の鍵を俺らが持ってるんだから」