アブナイ王子様たち

あぁ、また意地っ張りなことを……。


本当は嬉しいのに……。


「ふーん、嬉しくないんだ。


あんたの顔が真っ赤だって言っても、嬉しくないって言えんの?」


「い、言えますよ!」


顔が赤いこと、翔さんに気づかれてる……。


今の言動、けっこう無理があるんじゃないかな。


顔を赤くさせているくせに『嬉しくない』って言うなんて。


人の気持ちに敏感な翔さんなら、私が嬉しいと思っていることを察しているだろう。


さすがに『嬉しくない』というのは、嘘だと思っているだろう。


しかし……。


「ふーん、まぁいっか。


あんたの気持ちを聞くのは、しばらくあとにしとくわ。


あんた、動揺してるみたいだからな」