アブナイ王子様たち

なにがあったのか予想しつつ、プールの中に入ったままの翔さんに近づく。


「見つかったんですか?」


「…………」


あれ?


見つかったのはピアスじゃないの?


もしかして別のなにかが見つかった?


翔さんが見つけたものをたしかめるため、プールの中をかがんで見てみる。


と、そのとき。


「隙あり」


再びニヤッと笑った翔さんが、私の手首を掴み、プールのほうへ引っ張った。


翔さんに引っ張られるとは思わなくて、私の体はみごとにプールの中に沈んだ。


「きゃ……っ!」


ドッボーン!


頭から飛び込む形で、プールの中に入ってしまった。


完全に油断してた……。


プールの水の中で息をしながら、心の中でそうつぶやく。