アブナイ王子様たち

「えっ……」


『そう言うと思った』?


私が『素敵』と言うことを、翔さんはすでに予想していたの?


そのために、私をここまで連れてきたの?


だったら嬉しい。


この大きなプールがある場所に来る前、翔さんはこんなことを言っていた。


『あっ、そうだ。


親父が買ったプールの中にあるかもしれない。


あそこにピアスが落ちてる可能性があるし』


なくしたピアスがどこにあるかはわからない。


場所のヒントがない限り、地道に探していくしかない。


もしかしたら、そのプールの近くにあるかもしれない。


そう思い、私は『じゃあ、そのプールがある場所まで行きましょう』と言った。


翔さんはすぐにうなずいた。


そして、ここまで来たわけだ。