アブナイ王子様たち

う、嘘……。


匠くんも、私のことが好き……?


「ほ、本当なの……?」


「なにが?」


「今、匠くんが言ったこと……」


うっ、さらに顔が熱くなった。


匠くんが頬を赤くさせながら告白するから……。


匠くんのせいだ。


匠くんのせいで……。


心の中でそうつぶやいていると、匠くんが顔を近づけてきた。


至近距離に匠くんの顔がやってきて鼓動が早く脈打つ。


ドキドキ、ドキドキ。


匠くんの熱っぽい瞳から、目が離せない。


匠くんが妙に色っぽく見える……。


そんな匠くんが口を開いたのは、顔を近づけてきてから数十秒後だった。


「愛海に嘘なんて言うわけないじゃん。


俺、愛海しか好きになったことねぇし」


えっ……⁉︎


私しか、好きになったことがない……⁉︎