アブナイ王子様たち

「あっ……そ、そうですか……」


なんだ。


誠さん、最初から気づいてたわけじゃなかったんだ……。


悟さんが気づいたから、私が、気味の悪い手紙のことを気にしてたってことを知ったんだ。


ということは、悟さんが言ってくれなかったら、全然気づかなかったってことか。


私がストーカーからの手紙に、恐怖を抱いていたことに気づかなかったとは……。


鈍感な悟さんでさえ、気づいてたのに。


誠さん……悟さん以上に鈍感だな。


天然なうえに、鈍感とは……。


もしかしたら誠さんは、我妻家の5人の中で一番恋愛にうといんじゃないかな。


なんて思う私を尻目に、誠さんが真剣な眼差しを向けてきた。


「……でも、俺の告白に対する返事を考える時間は、いくらでもあったよね?


だったら、答えられるんじゃない?」