アブナイ王子様たち

えっ……⁉︎


ち、ちょっと、誠さん!


急に私の隣に座らないで!


そういう意味を込めて、砂浜の上に座った誠さんをじっと見つめる。


誠さんは、私の視線に気づくことなく、さわやかな風を気持ちよさそうに受けている。


誠さんも、悟さんと同じように鈍感なのかな。


それとも、警戒心が薄いのか……。


悟さんいわく、天然なところがあるみたいだし。


「はーっ……風が気持ちいいねー……」


私が誠さんを見ているってこと、誠さんはいつになったら気づくんだろう。


このまま気づかなかったりして。


だが、その思った直後、誠さんが顔をこちらに向けてきた。


不意にぶつかる視線に、心臓が大きく脈打つ。


こ、こんなにすぐに目が合っちゃうとは……。