アブナイ王子様たち

その見覚えのある人物というのは……。


「よかった……見つかった……」


「ま、誠さん……」


そう、誠さんだ。


誠さんは、水着の上に半袖のシャツを着ており、そのシャツが、風でハラハラと揺れている。


ボタンが全部はずれているので、素肌があらわになっていて、目のやり場に困ってしまう。


誠さん、筋肉すごいな。


普段から運動をしているのか、ムダな贅肉がいっさいついていない。


かといってムキムキというわけでもなく、シュッと引きしまった、細い体をしている。


男の人の水着姿、近くで見るのはじめてだ……。


この岩場に逃げる前は、悟さんたち5人の水着姿を、必死で見ないようにしていた。


「に、似合ってますね」


「え、なにが?」


「み……水着姿が……」