嬉しい。
事故で亡くなった麻椰ちゃんの姿を見ることはできなくなったけど、私を優しく見守ってくれることはすごく嬉しい。
ほろりと涙が出てきそうになったそのとき。
叔母さんがいきなり「そうだ!」と声をあげて、背を向けてなにかをあさりはじめた。
なにをしているんだろう。
疑問に思う私を尻目に、叔母さんがタンスの中から縦長の封筒を持ってこちらを向いた。
そして、その封筒を私に手渡す。
「なんですか、これ」
「これは、愛海ちゃんのお父さんから預かった手紙よ。
もし自分たちがいなくなったら愛海ちゃんに渡してくれって伝言を預かったの」
事故で亡くなった麻椰ちゃんの姿を見ることはできなくなったけど、私を優しく見守ってくれることはすごく嬉しい。
ほろりと涙が出てきそうになったそのとき。
叔母さんがいきなり「そうだ!」と声をあげて、背を向けてなにかをあさりはじめた。
なにをしているんだろう。
疑問に思う私を尻目に、叔母さんがタンスの中から縦長の封筒を持ってこちらを向いた。
そして、その封筒を私に手渡す。
「なんですか、これ」
「これは、愛海ちゃんのお父さんから預かった手紙よ。
もし自分たちがいなくなったら愛海ちゃんに渡してくれって伝言を預かったの」


