アブナイ王子様たち


☆☆☆

「えぇっ、本当に⁉︎


そんなものが送られてきたの⁉︎」


気味の悪い手紙が届いてから数時間後。


我妻家5人がそろった夕食の時間、私は、今日あった出来事を、なにも知らない悟さんたち4人に伝えた。


気味の悪い手紙のことも。


一番に反応したのは誠さんだった。


悟さんも薫くんも匠くんも驚いていたが、誠さんほどではなかった。


誠さんの右隣で、薫くんが片耳を手でふさぐ。


「うるさい……」


うっとうしそうに顔をゆがめている。


匠くんも薫くんの気持ちに同感なのか、頬杖をついて顔を背ける。


「誠の兄貴、声デカいんだよ……」


もし誠さんが、薫くんと匠くんのつぶやきを聞き逃さなかったら、ケンカに発展していただろう。


だが、誠さんはまったく気づいていない。