アブナイ王子様たち

ニコッと微笑んで、叔母さんを言葉で安心させようとした。


しかし、叔母さんは私の顔を見たあと、なぜか真剣な表情を浮かべた。


そして、私に向かってこう言う。


「愛海ちゃん、今日から帰る場所ないでしょ?


今日は私の家に泊まったら?」


えっ?


今日、叔母さんの家に私が泊まる?


真剣な表情を私に見せたと思ったら……泊まったらいいよって言うなんて。


「き、今日のどの時間に泊まれって言ってるんですか?」


「そうね……愛海ちゃんのことを考えると、できるだけ早めに家に来てほしいけど……」


できるだけ早めに?