アブナイ王子様たち

ごろごろと寝転びながらそう思っていると、ドアの向こうから声がした。


「翔、本当に愛海ちゃんを文化祭に連れていく気なの?」


「本当じゃなかったら言わねぇよ」


これは悟さんと翔さんの声だ。


マズい、ふたりが私の部屋に来ようとしてる⁉︎


慌てて起きあがり、中から鍵を閉めた。


気づかれないように音を立てずにやったはずなのに、また声が聞こえた。


「おい、なんか鍵がかかった音しなかったか?」


「えっ、そんな音した?」


よほど耳がいいのか、音に敏感に反応した翔さんに、驚いた声をあげる悟さん。


翔さん、鋭い……。


でも、ここは沈黙を守らないと……!


ドアから離れ、ソファにゆっくりと座る。