アブナイ王子様たち

しかも、こんな意地悪な人に!


嫌なものは嫌だってちゃんと言わないと。


「い、嫌です!


口ゲンカくらいでキスされたくないです!」


「じゃあ、さっきなんて言ったか答えろ」


うっ、そのことに戻った……。


「言いません!


ていうか私、なにも言ってないですから!」


「ふーん、シラを切るつもり?」


「えっ?」


「シラを切るんなら、あんたの唇をふさぐ」


「なっ……!」


嘘をついてもシラを切ろうとしても、結果は同じってこと⁉︎


嫌だぁ……。


「ほら、早く言えよ」


口角を上げ、妖艶な笑みを浮かべる翔さん。