アブナイ王子様たち

顔を真っ赤にしてドキドキする私とは対照的に、冷静な眼差しでこちらを見つめる翔さん。


そして、なんのためらいもなく詰め寄ってくる。


えっ、ちょっと……!


いきなり私に詰め寄るなんて、翔さんはいったいなにを考えているの⁉︎


い、意味がわからないんですけど……。


ぐるぐると頭の中が混乱に包まれていくうちに、私の背中が壁にぶつかる。


だが、逃げ場を失った私を見ても、翔さんは表情を変えることなく距離を詰める。


そして、お互いの体がくっつきそうになったところで、翔さんの動きがピタッと止まった。


ど、どうしよう……。