『理央とすずねも絶対に使ってよね!』
沙織が教室に戻って私たちのほうに来る前に言っていた円歌のセリフ。
素直な円歌が、私とすずねに冗談を言うわけがない。
そのセリフは円歌の本音だろう。
嘘だとは考えにくい。
心の中でそんなことを考えていたとき、すずねが少し言いにくそうな顔を見せた。
「あのね、理央……」
「どうしたの、すずね」
さっき私に『どうしたの』と言ったすずねこそどうしたんだろう。
「すずねこそ、なにか悩んでるんじゃないの?
私でよければ、話聞くよ」
「ありがとう、理央」
沙織が教室に戻って私たちのほうに来る前に言っていた円歌のセリフ。
素直な円歌が、私とすずねに冗談を言うわけがない。
そのセリフは円歌の本音だろう。
嘘だとは考えにくい。
心の中でそんなことを考えていたとき、すずねが少し言いにくそうな顔を見せた。
「あのね、理央……」
「どうしたの、すずね」
さっき私に『どうしたの』と言ったすずねこそどうしたんだろう。
「すずねこそ、なにか悩んでるんじゃないの?
私でよければ、話聞くよ」
「ありがとう、理央」



