私たち4人の中で【人間消去アプリ】を使っているのは、円歌だけだよ。
心の中でそうつぶやいた私に気づいたのか、円歌が私とすずねのほうに目を向けた。
「さ、沙織が使わないっていうなら仕方ないけど、理央とすずねは絶対に使ってよね!
本当におもしろいから!」
そう言うと、円歌は顔をぷいっと背けて、自分の席に戻った。
円歌のうしろ姿を呆然とした様子で見るしかない。
そんな私に、すずねが顔を覗かせた。
「理央……」
なにか言いたそうなすずねの目を見ると、慰めてあげたくなる。
「大丈夫だよ、すずね。
心の中でそうつぶやいた私に気づいたのか、円歌が私とすずねのほうに目を向けた。
「さ、沙織が使わないっていうなら仕方ないけど、理央とすずねは絶対に使ってよね!
本当におもしろいから!」
そう言うと、円歌は顔をぷいっと背けて、自分の席に戻った。
円歌のうしろ姿を呆然とした様子で見るしかない。
そんな私に、すずねが顔を覗かせた。
「理央……」
なにか言いたそうなすずねの目を見ると、慰めてあげたくなる。
「大丈夫だよ、すずね。



