人間消去アプリ

「な、なんでそんなこと……!」


さらに驚いてみせる沙織。


今驚いているのは、図星だからだろう。


「……ふん、やっぱり疑ってたんだね。


沙織、私はなにもやってないのになんで疑うの?


善良な生徒を疑うのって、おかしくない?」


園子と他の女子4人が力強くうなずく。


自分たちが言いたいことを私が言ってくれてると思っているのか。


「なにもやってないことはないんじゃないの?


沙織、理央ちゃんが怪しいと思う証拠を……」


「うるさい!


とにかくあんたは、クラスの邪魔なの!


いじめられたくないなら、明日から学校来ないでくれる?」