そう説明した。
沙織が私を疑っているという話は、本当だ。
けれどもなぜ、本当のことを園子に話したのか。
それは……。
「えっ……神宮寺さん、理央のこと疑ってるの?
信じられない……」
私から体を離し、驚きを隠せない表情でそうつぶやく園子。
そんな園子の肩に手を置く。
そして、園子の耳もとでこうささやいた。
「……それに、沙織はクラスメイト全員の悪口言ってたんだよ」
「え、ほ、本当……?」
「本当だよ。
沙織が、クラスメイト全員の悪口を言ってるとこ聞いたから」
これは真っ赤な嘘。
沙織はクラスメイト全員の悪口を言っていないし、言ったところを聞いてもいない。
沙織が私を疑っているという話は、本当だ。
けれどもなぜ、本当のことを園子に話したのか。
それは……。
「えっ……神宮寺さん、理央のこと疑ってるの?
信じられない……」
私から体を離し、驚きを隠せない表情でそうつぶやく園子。
そんな園子の肩に手を置く。
そして、園子の耳もとでこうささやいた。
「……それに、沙織はクラスメイト全員の悪口言ってたんだよ」
「え、ほ、本当……?」
「本当だよ。
沙織が、クラスメイト全員の悪口を言ってるとこ聞いたから」
これは真っ赤な嘘。
沙織はクラスメイト全員の悪口を言っていないし、言ったところを聞いてもいない。



