「で、その人とは休みは合いそうなの?」
「とりあえず、繁忙期でなければ土日に会えそうだよ」
「じゃあ、次の土曜には早速デートしなきゃね」
「毎日マメにメールしてくれるのかな、その人」
「研究者ってそういうイメージないよね~」
「研究まっしぐらってイメージあるよね」
「真面目くんならそうなっちゃうかもね~。ひばり、気長に付き合えよ!」

 勝手に話が広がり、勝手に話がまとまった。
 みんな勝手なもんだ。
 でも確かに、結城さんは研究まっしぐらのようだった。
 パーティーでも研究の話がほとんどだったし……。
 ちょっと心配。

 ああ、心配の種ばかりが増える!




 その日の夜中、私が家に着いた頃だった。

 スマホが震えたので画面を確認すると。

「結城さんから、メール?」

 お、意外にマメなのかも!?
 おやすみメールかな?

 とか思いながら、メールを開くと。