……ああ、これで6人の男性と話したけれど、もう心が折れてしまいそうだ。

 あと1人を終えたら、フリータイムが待っている。
 でもこんな状態だし、メンタルボロボロだし、フリータイム前の休憩時間中にこっそり帰ろうかな。


――きっと、あの占いは間違っていたんだ。


 このパーティーで運命の人となど、出会えるわけがなかったんだ。
 そもそも、アルコールが苦手な人ばかりのパーティーだし、きっと私と馬の合う人はいないだろう。

 この時の私は、そんな風に悲観していた。

 しかし。