それからしばらく、互いの郷里の話に花を咲かせる私たち。

 あー、やっと婚活っぽい雰囲気になってきたっ!!

 やっと心が安らぐ。

 2番さんは饒舌だけれど、決してこれまでの男性のように自分の話ばかりを押しつけない。

 そこが私を快適にさせる第一のポイントだった。

 ひとしきり故郷の街について話し終えたところで、2番さんが話題を変えた。

「ところで、ひばりさんはどっちかというと、S?M?」

 唐突に投げかけられた問いに、私はしばし固まる。