この歌が、キミに届くまで。



「歌い手、知ってるの?」

「まぁ。」

「俺も、知ってるぞ。」

「なんかさ、永崎くんの曲レノンの雰囲気に似てるよね。」

「「っ・・・・・・。」」

「どうしたの?」

「いや、何にもない。」


なんかいま変だったな。

まぁ、いっか。

授業が始まる時、自分の席に戻ろうとした松永くんに耳打ちされた。