だから、こうして図書館に行ったり、学校に行ったりしてる訳。




バイト、、、私もしたほうがいいのかな。




してもいいんだけど、問題がある。




それは、おばあちゃんが過保護ってこと。




お母さんはお嬢様のように育てられた。




だから、バイトなんて言葉にしたら、すっごい怒られる。




誰がそんな所に行かせると思って!?だっけ。




前に怒られて、もうコリゴリ。




お金ないって言いながら、バイトはダメって。




ほんとにこの矛盾した言い方。




「どうにかならないのかなー、あの家。」




独り言だって、自分で聞いていて嫌になる。




図書室に入ると、冷房が効いているのか、すごく涼しい。




「あら?莉那ちゃん!?久しぶりねー!」




「お久しぶりです。涼しくて生き返りますね〜」




「なら良かったわ!最近来ないから、夏休み明けにしか会えないと思ってたんだけど。」




司書の先生は相変わらず元気だ。





「図書館の方に行ってて。」




「知ってるわ。伊藤さんが言ってたもの。」




「さすが情報屋!!」