夏本番。




部活に入ってない私は、毎日図書館に来ていた。




夏休みって言っても、課題以外することない。




今日は図書館が休みだから、久しぶりに学校の図書室に行ってみることにした。




制服まで着て、わざわざ行くなんて、、、、




それだけ嫌なの。




家にいるのが。




響樹はバスケ部で忙しくしてる。




伊知は学校の児童館で過ごしている。




帰りは私が迎えに行く。




あれから伽斗が、あの日のことを聞くことはなかった。




いつも通り接してくれた。




体調大丈夫だったかって、何度も聞かれた。




普通に接してくれるのが嬉しかった。




夏休みになってからは、伽斗はバイトで忙しいし、葉月葵は夏休みにも生徒会の活動があるみたいで、なかなか遊びに誘えずにいる。




伽斗のバイト先、アイス屋さんに行ってもいいんだけど、私の中でなんか気まずくて。