また怒鳴り出す母に向かって言った。




「私はなんて言われようと、やりたいことをやる。譲れないの。」




本当はもっと悪口言ってやりたかった。




お金のために働くなんて、そんなことしたくない。




カメラのフィルターを通して、いろんな景色を見たい。




ずっとそう思い描いてきたけど、




それを言ったところで、母の意見は変わらない。




子供の頃からずっと言われてきた。




ほかの仕事にしなさいって。




でも、私には憧れる人がいるのだから、夢は絶対譲れない。




部屋に行くと、制服を着替えてベッドに倒れこんだ。




どうしてこんなにも上手くいかないんだろう。




なんで?




私だけがこんな思いをしなきゃいけないの?




「親なら、、、、、、、子供を愛しているなら、どんなに辛くても、やりたいことやらせるのが親なんじゃないの?」




私の独り言なんて、誰にも届かない。