天然素材の恋

「、、、、な。、、、、、、莉那。、、、莉那ちゃん。」





誰かの呼ぶ声が聞こえる。




遠くで、呼んでるけど、、、、




「、、、、、、莉那。」




ん?




視界が明るくなって、ゆっくり目を開けた。




「ん、、、、あれ?、、、、、、誰?」




「俺。伽斗。」




「ん、伽斗?、、、、、、えっ!?伽斗!?」




いきなり飛び起きると、伽斗が背中を支えてくれた。




「ちょっ、いきなり起きるなよ!」




「あっ、ごめん。ていうか、今何時?」




「あれから40分くらい?名前呼んでも起きないし。結構眠ってたな。」




「あ、そうなんだ、、、、、、びっくりした。」




「バッグ持って来たけど。帰るだろ?」




「あっ、うん。あ、葉月葵!」




「さっき会ったけど、会長と一緒だったから多分、、、」




あぁー、そうだった!




「あっ、連絡きてた。会長と帰るって。」




「やっぱり。じゃあ、俺らも行こ。」





「うん。」