「そっか。、、、、、、じゃあそうしたらいいよ。うん。大丈夫。」




電話を切る最後、お姉ちゃんも気をつけてと言われた。




全く、大人になったもんね。




「電話終わったの?」




「うん。これやるよ。」



近くにあった椅子を運ぼうとすると、ちょっとだけふらついた。




「、、、、、、顔色悪い。」




「え?」




そう言ったのと同時に、ふわっと体が浮いた。




「ちょっ、なに!?」



伽斗に抱きかかえられて、まさにお姫様抱っこ状態。




恥ずかしい!!




「下ろしてよっ!」




「無理。、、、、、、顔青いし、フラフラしてるし。危なっかしくて見てられない。また具合悪くなったら困るし。それに、笑顔、なくなった。」




私が話す隙もなく、伽斗が話した。




なんか、




「伽斗ってこんなキャラなの?」




「うーん?でも、長男ですから。具合悪そうな人見ると、手さしのべたくなるよね。」




なんかはぐらかされた気もするけど。