帰り道、もうひとつ気になったいた事を聞いてみる。





「そういえば、なんで秘密なの?アイス屋さん。」





「あー、それはー、、、、」




「気になる!!」




私が気になるって言い続けると、推しに負けたのか分かった分かったと伽斗が言う。





「実はあそこのオーナーが友達のおじいちゃんでさ、うるさいのが嫌いな人なんだよ。」





「うるさい?」




「うん。俺の友達が1回来たことがあって。去年。それが結構うるさいヤツらで、もちろんいいやつなんだよ?でも、騒ぎすぎたらバイトクビにするって言われて。」



「なるほどねー。それで友達に知られると、またうるさくなるんじゃないかと。」




「そうそう。ほら、今どきって言うよりは落ち着いた雰囲気だろ?和風な。」





「たしかに。」




私達はよく窓際のカウンターに座るけど、奥には畳の部屋があったりする。




店自体も茶色テイストの落ち着いた和な雰囲気。