「そっか!!良かったーー。やっちゃったと思ったよ。」




「あははっ!!ごめんごめん。てか、そんなことに気ぃ使うってことは、もしかして長女?」




「うん。よく分かったね?」




「いや、俺も長男だから。ほら、だから、何が言いたいか分かったし!」




たしかに、どこか波長が合うし。




教室に戻りながら、話し続けた。




「なんて、呼べばいい?」




「うーん、伽斗って普通に名前でもいいけど。君つけるとなんか変じゃない?」





「ふっ、確かに!」




「あ、今笑ったな?」




「っ!ごめん!間違った!」




「ぶっ、あはははっ!!」





私が手で口を抑えていると、笑いだした。





「だいじょーぶだって!!冗談!!真面目なんだねー。」




「もう!びっくりするじゃん!!」





「ごめんごめん!!ふざけすぎましたー。」





「あ、なんか適当な感じ。」




「適当じゃないって!」




「はいはい。じゃあーーーーー、そのまま伽斗って言うね?」