そうだったんだ、、、





「告白する前にあげるの、ほんとに緊張したんだぞ?振られるかもしれない前提で渡したんだから。」




「うん。ありがとう。悩んでくれて。その時間が1番嬉しいんだけどね。」





「そ?なら、いいよ。莉那がいいならそれでいい。」





「ねぇ、伽斗。」





「なに?」





「好きだよ。ずっとずっと、一緒にいたい。」





「俺も。ずっとずっと、莉那の隣にいたい。」





一緒にいようとか、




隣にいようとか、




そういうのじゃないの。




こうしたいって言えば、伽斗はうんって言ってくれる。




そういうちょっとしたところに安心する。




「このタルト持って帰っていい?」





「もちろん。」





「今度は私が作るね。クリスマスに。」





「え?莉那作れるの?」





「頑張ればできます!!バカにしないでくださーい。」





「そうですかー?俺より上手く作ってね、莉那さん。」