天然素材の恋

声が震える。



手が冷たい。




全身が寒い。




病院の外に出ると、おばあちゃんに電話をかけた。




「もしもし、おばあちゃん?」




「あっ、莉那!」




「いま、どこにいる?」




「今?、、、あー、なんでもないわよ!どうしたの?」




「そこにお母さんいる?」




「えっ、まぁ、、、、でも!」




「代わって。いいから、代わって。」




私の声が真剣なのが伝わったのか、おばあちゃんがお母さんに電話を渡した。




「もしもし、、、」




「今から病院に来て。」




「え?」




「駅前の病院。」




「え?」




「とぼけんなっ!!お前のせいで響樹が怪我したんだろうがっ!!母親なら早く来いっ!!」




勢いに任せて言うと、電話を切った。




「はぁ、はぁ、、、、ふっーーーーー。」




息を整えると、病院に戻る。




「あっ、莉那。、、、、、、今医者が来て。響樹君、手術するって。」




「、、、、、、、、、え?」




「破片があったみたいで。それを取り除くだけみたいなんだけど。」





「成功、するの?」




「それは大丈夫。絶対に助かるって言ってたよ。」





「そっ、か。、、、、、、、、、そっか。」