天然素材の恋

身内の、こんな汚い部分、見られたくないところを話すわけにいかない。




知られたくない。




知って、嫌われたくない。




迷惑かけたくない。




「響樹が、目怪我したの。でも、家に妹しかいなくて。、、、、、、だから、病院行かなきゃ。」




「、、、、、、、、、分かった。莉那、大丈夫。電話ちゃんと出たんだろ?響樹君。」





「うん。」




「じゃあ、大丈夫。妹に不安な顔しちゃダメだ。今、莉那が心配で辛いの分かるけど、俺たち長女、長男じゃん。」




伽斗は私が落ち着くようにゆっくり話す。




「うん。」




私はそれを聞くことしか出来なかった。




でも、おかげでさっきより動揺が消えた。




「ありがと、伽斗、、、、、、、」




「うん。」




待ち合わせた駅に着くとすぐに電話をかけた。




「もしもし、伊知?」





「あっ!!お姉ちゃん!!」




「どこにいる?」




「北口!!」




「分かった。ねぇ、伊知。偉かったね!!ここまで響樹連れてきて。」