そういうことになる。





憎くて、





ムカついて、





お腹が熱くなって、何かがこみあげてくるのが分かる。





1人だけ出ていくんだ。





父が出ていくと言った時思った。




私がこの家から出ていきたいの知っていたくせに、そんなこと言うんだ。




私は早く1人で暮らしたかった。




両親もおばあちゃん、おじいちゃんが居ないところに行きたかった。





そして、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが来ないところに。




冷静になった今、考えてみると、もうこれは私にはどうしようもないのだと気づく。




私は毎日学校に行って、勉強して、生活するしかないのだと。





だから、私は学生のするべきことをすればいい。





そして、成績を上げて、進学して、一人暮らしをするんだ。




それが今の私の目標。







今も下から母とおばあちゃんの声が聞こえる。




二階にある自分の部屋にいると、隣の部屋がガチャっと空いたのに気づいた。