天然素材の恋

「もしもし、響樹?どうしたの?」




「お姉ちゃん!!」




「えっ!?伊知っ!?なんで!?」




まさかの電話に出たのは響樹じゃなくて、伊知。





「お兄ちゃんがっ!!あっ、」




「待って伊知っ!!深呼吸してっ!!吸ってーーー、吐いてーーー。」





明らかに動揺して、鳴き声の伊知。




なんか、絶対ただ事じゃない。




こんなこと今までなかったから、私の心臓も早くなる。





電話の向こうでは、泣きながら深呼吸する伊知の息をする声。





「よし、伊知。何があったの?」




「あのね、さっき、お兄ちゃんとお母さん喧嘩して。」





「うん。」





「そしたら、おばあちゃんがやめなさいって。」




「うん。」





「そして、お母さんが怒って持ってたお皿割っちゃったの。、、、っ、そしたらお兄ちゃんの目にっ」





「っ!!!響樹今どこにいるの!?」





「今おうち!!お兄ちゃんがこれでお姉ちゃんに電話しろって!!」