大学生と高校生の恋は、時間を合わせることが、予想以上に大変だったけど、それでも、俺達は順調に恋を育んだ。


会えない時は、電話やLINEは欠かさなかったし、俺がちょっと同じサークルの女子と仲良く話したり、メールしていると、すぐに嫉妬して拗ねる姿も可愛かった。


「唯はソウくん一筋なんだから。浮気なんかしたら、絶対に許さないからね。」


「大丈夫、僕にとって、唯ちゃん以上の子はいないから。」


「ホントに?」


「当たり前じゃないか。」


「良かった。ソウくん大好き!」


そう言って、ピョコンと俺に抱きついてくる唯が、たまらなく愛しかった。